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桜台校 |
伊藤 淳也 |
学力そのものは社会ではあまり必要とされません。必要なのは、勉強することによって得られる「頑張る力」です。一人一人に合わせたカリキュラムで「選べる人生」を与えてあげられるように指導しております。 |
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桜台校
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青葉台の山 |
40年前は山だった
梅雨入り間近のこの季節
山に入ると新しい命が僕らを迎えた
緑の葉は天を仰ぎ
湿った土からは虫たちの“気”が
湧き上がってくる
コンクリートでは味わえない踏み心地
市街地では決して味わえないその空気
少年たちの日課である
半ズボンから擦り傷だらけの足が伸びる
片手には長めの木の枝を持ち、奥へ奥へ入る
蛙の卵も、カマキリの卵も採るわけではない
大きくはない青大将がぼくらから逃げる
自然が溢れている
のどが渇けば、田んぼへ通じる小川の
源流の湧き水を両手を使ってゴクゴク飲む
夏になると、アケビや野いちごが食べられる
今はまだ、その場で食べられるものはない
仲間たちとツルを伝って崖へのぼり
低い木から高い木へ木をのぼる
仲間たちとのコミニュケーション
歩き方、転び方、食べ方、飲み方、接し方・・
山に入ると学力以外のほとんどが身に付いた
そして学校には良い先生がたくさんいた |
2009/05/16 14:56:39 |
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