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庄内通校 |
白藤 和成 |
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転ばぬ先の杖 |
山道に行くと良く見かける
「落石注意」
の道路標識は
「落ちてくる石」じゃなくて
「落ちている石」に注意しろってことだ。
がけ崩れで路上に落ちてきた巨大な石を
跳ね飛ばしたり踏ん付けたりした日にゃ
大事故につながるのだよ。
だからよく注意してゆっくり走行しなさい…ってことだ。
それくらいは免許持ってりゃ常識の範疇だが
「落ちてくる石にどーやって注意しろってんだよ!おいおい」
なんてホンキで怒ってる人とかいるよね(・ω・;)
そもそも空から落ちてくる石など
はなっから避けようもないんだからさ。
それなのにだ。
石どころか、トンネルのコンクリート板が落ちてきたわけだ。
それも物流の要である中央高速で。
原発に目が言ってて忘れかけちゃうけど
国家が最大級に守るべきインフラは
「物流ルート」
だよ。
これが寸断されたら、陸の孤島と課したエリアは機能を停止する。
戦争だって橋や港をぶっ壊すのは基本だしね。
だからこそ国土と交通ルートを守り管理する組織があって
多大なコストをかけて維持管理する必要があるわけだ。
でもね、ふと忘れかけることってあるわけよ。
それはみな、見た目は小さなことばかり。
でもその小さなものが、大きなものを背負っていたりする。
ボルト1本、溶接1箇所、道路標識1枚に
多くの人命を背負っているってことだ。
それまでコスト縮減などと言ってた連中が
人命を失う事故が起こって初めて
慌てて多大なコスト払って全点検する・・・
なぁんかこれってさ
勉強時間ケチってサボった結果、テストで失敗して
焦って問題集買い漁って
やり直している人の感覚と一緒だね。
テストも何もない時にこそ
コストかけて着実に準備しとけって話だ。
普段の準備とは「転ばぬ先の杖」でもあるのだ。
でもコトが起こるまで
「無駄だよね」
「まだいいんじゃない?」
なんて言っちゃって、、、見逃してんだよ。
今回のトンネル事故は
定期点検してたのに・・・なんだけどね。
転ばぬ先の杖が、自ら転んでしまったようなもんだ。
亡くなられた方には、心からご冥福をお祈りします。
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2012/12/04 16:23:32 |
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