|
庄内通校 |
白藤 和成 |
勉強の仕方がわからない、質問するのが恥ずかしい、家で集中して勉強できない・・・名学館の先生たちはそんな君たちのパートナーです!いつでもお気軽にご相談下さい。 |
塾の地図へ |
庄内通校
|
空欄に見る心理 |
今、模試をやってます。
見ていると、分からない問題を
いとも簡単に空欄で提出する子がいたりします。
一つや二つならともかく
半分くらい空欄とかね。
で、試験時間の半分くらいで
もう手が止まってるのです。
僕が思うに、
そういう試行錯誤した形跡もなく
大量に空欄を放置する子は
分からないというより
おそらく模試を本気で受けてないんですね。
「別にこんなテスト、どーでもいいしぃ〜」
っていう気持ちの表れです。
本人にその自覚がなくとも。
そりゃ〜そうです。
だってその空欄で点数を失ったとしても
「偏差値が取れない」
「合格判定が低い」
という言わば想定の世界における
仮想レベルでの被害を被るだけで
「学校の内申が下がる」
「志望高校に受からない」
という”実害”がないんですからね。
まぁ…ぶっちゃけた話、
「次の模試で合格判定70%以下だったら
その月の小遣いが0円になる!」
みたいな”実害”が生じれば
空欄で出そうとは思わないでしょう(笑)
分からないなりにも
何か埋めようとする努力はするでしょうね。
…で、実は悲しい(?)ことに
どんなにキレイゴトを並べ立てたとしても
「実害」が発生する場面でしか
人は心底本気では動かないんですよ。
じゃあ、さっきの例みたいに
モノやカネで釣るぞ!
…ってのも有りっちゃー有りですが
そんなことよりも
「偏差値が取れない」
「合格判定が低い」
ということ自体が ”実害”と感じられるように
周りが空気を作って仕向けていかなきゃ
いつまでも意識は他人事なんだよね。
それを既に「実害」と感じている子
小さい頃から親にそう言い聞かされている子は
空欄で出すことに罪悪感を感じています。
模試に限らず、テストの結果ってのは
子どもが分かってればそれで良し…じゃなくて
家族ぐるみで
徹底的に評価・激論して
父親、母親の立場や目線で
子どもに正面向かってフィードバックすべきものです。
じゃないと…
せっかくの情報源が
新聞広告に混ざって
どこかでクシャクシャになったままですね。
|
2009/08/26 18:52:12 |
|