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放出東校 |
野田 孝 |
集中できる環境と質問しやすい雰囲気を大切に、繰り返し問題を解くことで成績向上を目指します。できなかった事ができるようになっていく過程を実際に体感して下さい。学力は鍛えれば無限に伸びます。あきらめない事! |
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放出東校
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評価と判断を誰がするか。 |
ゲームばっかりしてる子に、ゲームをやめさせる方法を聞きました。
それは、ゲームをしてる子の横で、評価・批評をするのだそうです。
「あー。またそんなんして・・・」
「もう。下手くそやなあ!」
「なんでまだそんなとこで 戦ってんの?」
「今やんか! あーもう!だから言ってるのに!」
こう言われると、子供はゲームをするのが嫌になってやめてしまうか、
親子喧嘩が始まるそうです。
これを聴いて、私自身が気づかずにしてしまっていないかと反省しました。勉強をしている子(生徒)の横で、「勉強」についてこんなこと言ってしまっていないか・・・と。
「あー。またそんな失敗して・・・・」
「もう。わかってないな。」
「なんでまだそんな所で間違ってんの!」
「あーもう。だから言ってるのに!」
・・・・書いていて、本当に嫌になりますね。勉強したくなくなってきます。
・人間の性質として、
『人は、評価・判断されると無気力になる。』ようです。
特に始終そばで「あーしろ」「こーしろ」「それはよくない」「これはダメ」と評価・判断され続けると 誰でも無気力になってきます。
・では、『人は、(他人に)評価・判断されると無気力になる。』のであれば、
『 自分が 自分自身を 評価・判断してみるとやる気がでる』と考えることもできますね。
勉強しているとき、自分で自分の成長を評価・判断するのです。
前より出来るようになった。
早く解けるようになった。
前回より得点が上がった。など。
自分が自分の成長と進歩について、評価・判断するのです。
そして、自分が自分の成長と進歩について、
評価・判断するために、
正しく評価・判断するためには、
成績の記録とやったことの振り返りが必要です。
なぜなら、前の記録と成績を知らないと、どれだけ進歩したのか わからないからです。
一瞬でも、上達の瞬間をつかんだら、やめられなくなります。これはゲームでも同じですね。
英単語を覚えられないという子。
何回も書いたけど、覚えられないという子。そんな生徒に質問します。
「前は何問正解して、今回はいくつ覚えたの?」
この質問に対して、即答できる生徒は少ないでしょう。
苦手!!という判断・評価だけで、
前回の振り返りと成績の記録との対比が無いから、ただ「苦手」という思いだけが残るのです。
本当は 前より向上していたのかもしれません。
前より1問多く覚えていたのに、
前より1分早く解けたのに、
「できた」記憶と記録が無いと、せっかくの成長の機会を自ら失うことになります。
だからこそ、『前回自分自身がどうだったのか』ということを、覚え、記憶し、いつでも振り返ることが出来るようにしておく工夫が必要です。
自分自身の成長と進歩に注目することです。
一方で、前回の記録と記憶を残すために、どうしても 繰り返し問題を解くことは必要です。この「もう一度問題を解く」というステップをやめてしまわないように。
勉強は、上達の実感を得るための訓練として、役立ちます。
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2013/05/01 14:26:45 |
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