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庄内通校 |
白藤 和成 |
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指示と行動 |
ゴミ箱を目の前にして
「ゴミここに捨てていいの?」
と立ち止まる。
間違い直しを指示されるたびに
「どこに直すの?」
と場所を確認する。
たまったプリントを片手に
「これどうすればいいの?」
と困り果てる。
開けっ放しの扉を見つけて
「開けっ放しになってるよ」
と報告する。
指定席でもないのに
「どこに座ったらいいの?」
と右往左往する。
・・・近頃の小・中学生に多いこの傾向。。。
ああ、どこまでも指示待ち人間が
大量生産されている現実。
なんかコマンド入力しなきゃ動けない
ロボットやコンピューターなのか?
君の考えで動けばいいじゃないか?
「ゴミここに捨てるよ!」
「ルーズリーフに直すね!」
「プリント持って帰るわ!」
「扉、閉めてくるね!」
「ここ空いてるから座るよ!」
ゴミ箱にゴミ捨てちゃダメって言われたら
「どうしてですか?」
って問えばいいんだ。
空いてる席にすわってダメって言われたら
「誰か先に座ってるの?」
って確認すればいいんだ。
間違ったっていいじゃないか?
なんで最初から「正解」を求めるんだ?
指示待ち人間とは
最初から正解の道だけを歩こうとして
楽しようとしてる人間のことだ。
それでミスしたら
指示した人の責任にすりゃいいわけだからね。
ズルイ人間の象徴である。
そんな人間にはなるな!
少なくとも僕は
自分で考えて行動した結果のミスなら
そのすべてを許す。
『ホウレンソウに心がけよう』なんて言葉があるよね。
報告(ホウ)連絡(レン)相談(ソウ)
これ自体は重要なことなんだけど
でもこれって指示する側の視点で作られた言葉だって
気が付かないですか?
部下が的確に報告・連絡・相談してくれなきゃ
上司は的確に指示を出すことができない。
組織を円滑に回すための標語であって
それだけしてりゃいいってことじゃない。
それでもホーレンソー、ホーレンソーと
口うるさく言われてるから
ホーレンソーだけが得意になってくる。
そういう世代の子どもたちだからなのか
近頃の子どもたちは
必要以上に報告、連絡、相談をしてくる。
むしろ僕から言わせたら
『バンソウコウに心がけよう』
と言いたい。
判断(バン)←ハンだけどね(笑)
想定(ソウ)
行動(コウ)
君の頭で判断し、想定し、行動してみなさい。
そうじゃなきゃ
人に指示されることはできても
人に指示することができなくなるんだよ!!!
・・・今の日本をよーく見てみろって。
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2011/05/29 15:35:52 |
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