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うちの塾は回数フリー状態で塾に来る子が多く
テスト前なんかは特にほとんど家にいない状態が続く。
　
「なんかもう、塾が家みたい・・・」
　
大半の生徒が言い出すセリフである。
　
　
そうすると決まって
　
「家でまったく勉強しないんですけど・・・」
　
という保護者からのご心配の声が届く。
　
「毎日塾に行ってますが、ちゃんとやってんですかねぇ？」
「家じゃ宿題やってる程度で・・・」
「行ってもボーっとしてるんじゃないかと・・・」
　
　
・・・まあそう思うんだろうなぁ。
　
　
自宅で見るわが子の姿は
だらしなく、頼りないんだろうから。
　
　
でもそれって、もしかして
会社では部下をビシっと統率している
肩書きバリバリのお父さんが
家に帰ればコタツでゴロゴロしてんのと
同じ現象なのかもしれない？
　
　
　　
　
「家じゃ勉強できない」
　
僕の前で発する生徒の決まり文句はこれだ。
　
塾じゃ狂ったように問題演習する子たちも
親にかかれば
　
「すぐサボるダメな子」
　
としか思えない。
　
　
子どももどうせそう思われていると分かっているから
「ちゃんとやってるの？」
「わからないところ質問してきた？」
などと聞いても
いちいち説明がめんどくさくて答えないのだ。
　
するとまた、親は余計に心配になる・・・（＾＾；）
　
　
子どもたちは迷いながらも手に入れた
たった一つの小さな成功が積み重なっていくことで
自信にしているものだ。

でも親からしてみたら
一個一個積み上げては崩し
また積み上げるなどというまどろっこしい地道さより
いきなり完成品を見たくてウズウズしている。

毎回大きな成功と飛躍を期待しているから
子どもの努力をする姿を見ても、ただただ
「物足りない」
と思うだけ。

それがまた余計に心配を助長する。

まあ結局のとこ、
親は焦らず耐えるのみ！　
　
　
耐え切れなくてプチっと切れちゃうのは
子どもより親の方だったりするのでね。
　

子供を塾に預けるってことは
それだけ親の方も努力が必要なんですよ。

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2013/02/18 16:21:11