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庄内通校
反撃 |
| 2013/08/25 |
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 PEACE KEEPING |
ゴキブリに効く画期的な殺虫剤は
日々刻々と研究・開発されているが
ゴキブリそのものを撲滅することは
おそらく非現実的な夢物語であろう。
それは生態系そのものへの挑戦と言える。
この世にいわゆる戦争のない「平和」が訪れるとしたら
それは地球上からの人類の撲滅を意味してるんじゃないかね？
だいたい人間なんて、机を二つ並べるだけで
「ここからこっちはオレの場所だ！」
「ちょっと肘が邪魔なんだけど！」
とイザコザが生まれるわけでさ。
そんな時は、発言力の強いのが出てきて
「はいはい、みんな仲良くしようね」
と仲裁しながら秩序が保たれて行く。
争いごとのない世の中とは
争いごとを起こさないための秩序を築くことであり
争いごとを撲滅することではない。
戦争と平和が対義語であるなら
戦争の方が常に表面にある。
戦争や紛争、憎しみ合いを繰り返した結果
それを裏返して生まれるのが平和であり
その平和を守ろうとすれば
燻る火種をその都度鎮火する努力が必要である。
今の日本は平和か……と問われれば、平和であろう。
隣国との政治的な緊張や駆け引きは続いているが
一線を超えていない以上、平和であろう。
この一線を越えない知恵の発動こそが
わが国の平和維持活動じゃないのかね？
平和憲法を擁護したって、平和が保てるわけじゃない。
強力な軍隊がいたって、争いを抑止できるってわけでもない。
国連があるからといって、無条件に世界がひとつになれるわけでもない。
そこに美味しいエサがある限り、ゴキブリは現れる。
残念ながら、人類は20世紀で懲りてないんだな。
希望の苗を植えても、害虫駆除しなきゃ
地上の愛を食い荒らしてしまうんだよね。
保つべき平和があるってことはつまり
そこに何らかの脅威が存在するという証。
一家に一本、殺虫剤が置かれているように……ね。
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| 2013/08/15 04:06:57 |
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