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白藤 和成 |
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ゼネラリストとスペシャリスト |
「ゼネコン」
建設業の元請け業者で
発注者から工事全般を一括で請け負う会社。
過去にこの業態の方々と何度も仕事しましたね、僕は。
ちなみにゼネコンとは
”ゼネラル・コントラクター”(General Contractor)の略で
「総合的に請け負う者」
早い話、全体の取りまとめと施工管理をする人たち。
じゃあ現場で作業してるのは・・・というと
「専門業者」と呼ばれるスペシャリストたち。
地面を掘るときは、道路・舗装工事専門の建設会社
橋げた作るときは橋梁工事専門の建設会社
・・・などなど
ゼネコンはあらゆるスペシャリストたちを
下請けや協力会社として業務を遂行するわけです。
ゼネラル(総合)な者たちは
全体管理ができる幅広いスキルを持っている一方
専門を深く追求されると弱い。
スペシャリスト(特定)な者たちは
自分の領域に関しては他者に負けない
深い知識と技能を有している。
僕の中ではこういう差別化が出来上がっています。
まあでもだいたい一般的な傾向でしょう。
ところがゼネコンの中にも
スペシャリスト級の人たちがいます。
「スーパー」が付くほど大規模で
数年がかりのビッグプロジェクトを手がけるような
大資本のゼネコンさんたち。
彼らは優秀でしたね・・・ほんと。
さて、、、ちょっと前置きが長くなりましたが
生徒たちはゼネラリストにならなきゃいけないと
どこかで刷り込まれているようにも思えます。
出来ないことをなんとかしようと
マイナスをゼロに戻すことに神経が行き過ぎて
(もちろんそれは大切なことですが)
出来ることをもっと伸ばそうという
プラスをよりプラスにする発想は
なぜか親にも子にも乏しい傾向がある。
勘違いしちゃいけない点は
複数の「得意」分野じゃなきゃ
ゼネラリストとは言わないということです。
例えば全部50点、60点の人をゼネラリストとは言わないし
それに対して「バランスがいいね」なんて褒めちぎるのは
ちょ〜っと辛いよね。(模試の判定にはそう書いてるけどね 笑)
そういう人たちが目指すべきステージは
最初は「スペシャリスト」なんじゃないかな?
ある特定の分野で輝ける人。
上位数パーセントのハイレベルな境地を目指す人は
「ゼネラリスト」になるべく鍛錬しなきゃいけない。
すべて90点以上のオールマイティな人だね。
しかしそうでない人は
「スペシャリスト」から入るべきじゃないかな?
絶対に競争力のある得意分野を作る。
これって勉強に限らず
社会人として必要なスキルじゃない?
ただし自分の専門以外何も知らない
「専門バカ」
ではまったく使えないから
多方面に幅広く勉強はしなきゃいけない。
まったく違う分野であっても
どこかで接点があることが多いわけで
そこから専門分野の見識が広がることだってある。
特に中学生まではそういう見識・見聞を広げる世界。
しかし行く行くは大半が専門性に特化していくわけです。
だからこそ「これだけは負けたくない!」という分野を
一人一人が作ってほしいんだよね。
将来「ゼネラリスト」を目指すのか
それとも「スペシャリスト」を目指すのか
中学生、高校生、大学生・・・と進む中で
いろんな勉強をして
自分の生きる道を選び出してほしいね。
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2011/08/23 12:51:52 |
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