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庄内通校 |
白藤 和成 |
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適切かつ妥当に |
日本語は難しいもんだ。
「適当に答える」
「適当な答えを選びなさい」
……「に」と「な」だけで
伝わるニュアンスが違うね。
適当とは、適切かつ妥当ということだ。
以下でも以上でもなく
ちょうどぴったり当てはまるものという意味。
「適当な答えを選べ」
とは、つまり当てはまる答えを選べという意味だが
小学生くらいだと
「適当ってどういうこと?」
なんて聞いてくることもある。
「適当に答える」と混同しているんだな。
確かにこれは「いいかげん」という
悪いニュアンスで伝わる。
これはおそらく、言葉の歴史の中で
「飾らず対立せず、その場をやり過ごすために
当たり障りなく答える」
という、適切かつ妥当さから派生した意味なんだろうな。
いいかげん、、、つまり熱過ぎず冷た過ぎず
「良い加減」
ということだ。
様々な主義主張のある人間社会の中で
長らく生きていくには必要な知恵だ。
小中学生のテストの答えは「適当な答え」を要求される。
自分の考えや主張ではなく
「その問いに対する適切かつ妥当な答え」
である。
記述問題なんかは、その典型だよね。
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2012/09/20 11:57:36 |
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