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庄内通校 |
白藤 和成 |
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庄内通校
素数 |
2012/05/17 |
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集中と拡散 |
一流大学出身の若者が
社会に出たらまるで使い物にならない
なぁんてことは結構よくある話。
偏差値も評定も人並み以上それ以上を目指して
塾にも予備校にも通って
それなりの学位を得て……
なぜ社会に適応できない使えない新人になるのか?
もしかしたら受験勉強を含めて
あらゆる学校教育の根本が
「集中思考」
だからかもしれない。
集中思考とは、最初から決まっている答えを
与えられた条件から探し出すこと。
これは例えて言えば
「コーヒー入れてください」
と頼んだら、ほんとにコーヒーしか持ってこないような思考力。
コーヒーを入れろと言われた以上
コーヒー以外のものを付け足すことまで
思考が働かないということだ。
しかし、社会では異なる。
「砂糖とミルクも必要だよな……
あ、でもブラック派かもしれないから
とりあえず持って行って
一度聞いてから渡すべきだろうな。
ミルクが必要なら
掻き混ぜるスプーンと受け皿も必要だよな。」
という対応が当たり前。
しかし集中思考にドップリ浸かった者は
「言ってくれれば持って行きます」
「スプーンって必要ですか?」
確固たる答えがないと不正解だと思っていて
正解を聞き出して行動に移そうとする。
「習ってないからできません」
が、成長するとこうなるのかもしれない。
ミルクや砂糖やスプーンの必要性のように
最初から答えの決まっていないものを
出来るだけ多く探し出す思考が
「拡散思考」
これこそが豊かな発想や創造の源である。
テストで自分の主観や
先生が教えていないことまで書いてしまったら
……つまりコーヒー持って来いと言われただけなのに
砂糖やミルクまで付け足してしまったら
間違いと断定されてしまう思考プロセスが
子供たちの普段の学習の根本にある。
つまり、拡散思考は小中学校の教育の裏面にあるわけだ。
だからね、僕は塾生に対してこう思うのよ。
自分で創意工夫して勉強する力を身につけろってね。
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2012/05/11 13:49:51 |
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