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庄内通校 |
白藤 和成 |
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「あの時もっとやっとけば良かった」という心理 |
今、一般受験を目の前にした中3たちはこう思ってます。
「あの時もっと真面目に勉強しとけばよかった…」
確実に思ってるはずです。
全部に対してじゃなくても
どこかにそう思う部分があるはずです。
思ってないやつは優秀?
…いや
ただの自惚れか
身の程知らずです。
その一方で
「あの時やっといて良かった〜」
そう感じる瞬間もあるはずです。
なければ立ってられません。
…で、いずれにしても
最終的に何が目標なのかって言えば
間違いなく「合格」の二文字。
ところが人間って欲深いもので
「合格」すればいいだけなのに
いつの間にか「完全」じゃなきゃダメって
思ってるんだよね。
自分の得点を
満点から引き算ばかりして
その差を見て
「どーしよー」
「できなーい」
「まにあわなーい」
と言い出すのですが・・・
「合格」すりゃいいんだろ?
ぶっちゃけ。
志望校ランクをできるだけ
引き上げようとしていた数ヶ月前とは違って
もう願書を出す段階に来たのだから
「心に決めた志望校に合格する」
ことを考えればいい。
そこに必要なのは100点満点じゃない。
そんな簡単に高得点取らせてくれるはずがない。
それが入試ってやつだ。
必要なのはライバルより一点でも高い点数
つまり…
「合格点」
でしょ。
引き算じゃなくて、足し算で考える段階だよ。
100点満点中の何点じゃなくて
他人より1点でも高い点数だよ。
自分は90点でも
みんなが95点なら負けなんだよ。
自分は50点でも
みんなが40点なら勝ちなんだよ。
わかる?
レースは相対的な順位なんだってば。
それってもう「模試」で数字出してるでしょ?
うちなんて
毎月実力判定テストやってんだぜ!
毎月の成績が折れ線グラフになって出てくる塾でっせ!
だからもう知ってるでしょ、身の丈を。
もちろんその数字を
すべて鵜呑みにしてはいけないけど
でもそれしか寄って頼るものもないわけよ。
今夜、中3隔離ブースの中に混じってた
次世代の下級生たちは
いったい何を思ったかなー?
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2011/01/19 23:04:43 |
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