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庄内通校 |
白藤 和成 |
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危機感と責任感 |
僕らは簡単に生徒に向って
「危機感を持て」
なんて言いますが・・・
ちょっと冷静に考えてみると
14,5歳の子どもが
何か物事に”危機感”を持つって
ある意味危険な社会なんじゃないかって。
戦争中とか紛争中とかで
町中に兵士がライフル持って歩き回ってて
そんで食糧不足で、明日生きる金もなくて・・・
それなら「危機感」も生まれようもんだが
こんな何でも手に入る
周りがなんでもやってくれる
選択肢が無数にある
過保護で多様化された世の中で
”危機感”
なんてどうやって持つんだろう?
「うちの子は危機感がなくて・・・」
と悩みを打ち明ける母親にも
実は”危機感”などなかったりする。
そこに見えるのは”焦燥感”
そこに見たいのは”責任感”
子どもに抱かせるべきは
危機感じゃなくて
「責任感」
というキーワードだと思う。
これから社会に出なきゃいけない
たくさんのことを学んで
誰かの役に立たなきゃいけない
いずれ家族を養わなきゃいけない
「責任感」
そのために勉強をしなきゃいけない。
その最後に手に入れるべきものは
「達成感」
という感動じゃなきゃいけない。
危機感を前提にした教育なんて、実は恐ろしいモンだよ・・・
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2011/05/11 22:31:26 |
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