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庄内通校 |
白藤 和成 |
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従順さと賢さ |
テスト対策をやっていると
テスト範囲表やノートと
与えられたプリントの問題を見ながら
「ここは習った、ここは習ってない」
という判断を下して
習ったことだけ忠実に復習する子が
少なからずいます。
その光景は僕から見ると
実はかなり異様な姿です。
なぜって
あまりにも「従順」・・・
かつてサッカーの日本代表チームを率いた
ハンス・オフト監督は
自分の指示をまったく疑わない日本選手たちに
愕然としたそうです。
積極的に行け!と言えば緩急をつけ忘れ
慌てるな!と言えば積極性を失う。
早い話、融通が利かない。
というか
「状況判断をしていない」
まるで監督の指示を
信者のように妄信しているのです。
生徒たちも、ノートに書いたことや
テスト範囲として与えられている情報に対して
「疑い」
を持っていないことが多い。
だから簡単に騙される。
…”騙される”と言うと語弊がありますが
出題者の罠に簡単に引っかかるのです。
逆にものすごく疑い深い子もいます。
そもそも先生の言うことを信用してないのですが・・・(笑)
だからこそ僕にも疑問をぶつけてきます。
「こんなのおかしい!」
「これって違うよねー」
「これ変だよ、絶対」
でも決して権力に反発してんじゃなくて
自分で「理解」しようとして思考してるんですね。
だから疑問が生まれて、こういう発言が出てくる。
納得するまで
「えー??なんで?」
が繰り返される。
僕も必死に応対する。
お互いの妥協点が見つかるまで
議論してる感じになったりして(^^;)
こういう子たちの成績は間違いなく良い。
・・・で、
例えばこういう話を生徒にすると
「じゃあ先生の言うことは信じちゃいけないの?」
「テスト範囲表なんて見なくてもいいんだ」
「ノート取っても意味ないじゃん」
とか言ったりする子がいたりする。
ほら、もう僕の話を妄信してる(^ω^;)
賢い子は
「ふーん、そうか・・・」
と情報の一部として受け取って
「じゃあ自分はこうしよう」
と、自分がすべきことを判断しています。
(その芽をつぶす先生は大量にいますがね)
『先生の言うことはちゃんと聞きましょう』
とは
”Judge what your teacher says.”(先生の言うことを判断しよう)
であって
”Do as your teacher says.”(先生の言うとおりにしよう)
ではないってこと。
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2011/05/18 02:47:24 |
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