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庄内通校 |
白藤 和成 |
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『木鶏、子夜に鳴く』 |
「我いまだ木鶏(もっけい)足りえず。」
― 第35代横綱 双葉山 ―
八百長疑惑で揺れた大相撲が
ここ名古屋場所から本場所復活。
ああ、また近所のコンビニとかで
お相撲さんたちの姿を見るのでしょうねぇ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、格闘と言えば
昔の中国に「闘鶏(とうけい)」と呼ばれる
ニワトリ同士を闘わせるものがあったそうです。
ある所に闘鶏を育てる名人がおり
王のために闘鶏を養っていたところ
ある日、王が尋ねました。
「もう闘わせても良いか」
するとその名人は
「いいえ、まだだめです。」
しばらく日がたって尋ねても
「いいえ、まだだめです。」
・・・そして数十日が過ぎた後
ようやく名人は王に闘鶏を納めました。
「もう大丈夫です。
他の鶏の鳴き声を聞いても平気でいられるようになりました。
まるで木で作った鶏のように。」
・・・この落ち着き払った闘鶏。
他の鶏がいても鳴かない鶏は
いったいいつ鳴くのかというと・・・・
『木鶏鳴子夜』
木鶏 子夜(しや)に鳴く
子夜・・・・つまり深夜遅くに鳴いているのです。
冷静沈着で落ち着いている鶏は
誰も起きていない夜深くに
一人鳴いているんです。
強い者ほど誰も見ていないところで努力をしている。
そして、人前ではその努力の欠片も見せず
平然と落ち着き払っているもの。
ちょっとネガティブなことや
批判的なことを言われて
グラグラっと動揺したり
自分を正当化しようと強がったりするのは・・・
「いまだ木鶏足りえず」
なのです。
〜禅の言葉シリーズ〜(弱い犬ほど吠えるんだよ)
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2011/06/27 22:48:37 |
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